映像研に手を出した

今日はまたしても1日だらけてしまった。家から出るための体力がない。そんで一日中家にいると、無駄にカロリー摂取してしまうの、本当にやめろ。また太りたいのか。

 

そんな1日だったが、一つだけいいことがあった。気になっていた『映像研には手を出すな』をついに観て、それがびっくりするほど面白かったのだ。

 

私が好きなコンテンツというのは、往々にして「キャラが立ちすぎている」ことがその特徴なのだが、映像研も例に漏れず登場人物一人一人の個性が強いのが、観てて楽しい。特に、浅草氏のケレン味たっぷりの喋り方、立ち回りがとてもユーモラスで、なおかつちょこまかと動き回るから可愛らしい。にもかかわらず、世界観や設定にかける熱意とオタオタしさが半端じゃなくて、全くその意気について行けなくても、好きな物を好きだと語る姿それ自体が、見てる側をすごく幸福な気持ちにさせてくれる。

 

自分の好きな物に熱中している人間ほど、魅力的なものはないだろう。それはおそらく、そこまでの熱意を持って接するコンテンツを持てていないことから来る羨望に端を発しているに違いない。少なくとも私の場合は。とはいえ、映像研はアニメ制作に関わる人やいわゆる「オタク」の人々から絶賛を受けているようで、このような人達にとっても魅力的に写っているのは、私のように羨ましいという気持ちからではなくて、一種のあるあるネタとして見えているからなんだろうか。まぁ、単純にお話として面白いってのはあるか。

 

偏屈な分析はさておいて、とにかく映像研はいい。まずOPからして、当たりオーラがバチバチに出ている。変なダンス踊るアニメーション、ほんと好き〜。変なポーズの一枚絵とかも好きだし、私は人が変なカッコをしてるのが好きなのかな? 別に3次元でジョジョ立ちとかされてもなんとも思わんのだけどなぁ。不思議。

 

あと3人の距離感がいい。女子3人組だからといって、変にベタベタしてない。でも、淡白すぎる訳でもなくて、宴会したり、妄想ごっこにつきあってあげたり、いいなぁ、私もこんな友達がいたらなぁ、と思わせてくれる。要は、「私の理想の青春」がそこにあるからこそ、私はめちゃくちゃにハマってしまったのかもしれない。あと、明らかに(この言い方は好きではないが)スクールカースト的に釣り合ってない3人が対等に仲良くしてるのが、なんかこう、いいよね〜〜。モデルだろうがオタクだろうがネクラだろうが、向いてる方向が同じなら人は通じ合える。いいな〜〜〜〜〜。

 

こんな素晴らしい作品に、5話の時点で追いつけたのは、幸運だったと言っていいだろう。最近はコンテンツを消費するのも億劫になってしまいがちだし、観ても安牌な昔の名作ばかりになりがちだが、いいものは積極的にリアタイしていかなければ。これからは月曜深夜の楽しみを胸に、1週間頑張るぞ!